[Azure] ネットワークセキュリティ

仮想ネットワークのトラフィック制御についてです。 NSG (Network Security Group) ネットワークセキュリティグループ(以下NSG)は、仮想マシン等のリソースが送受信するネットワークトラフィックを制御するためのファイヤーウォール機能を提供する。 NSGは、仮想ネットワークのサブネット、もしくはネットワークインターフェースに関連付けて対象リソースの送受信トラフィックを制御する。 NSGは、インバウンド(受信)セキュリティ規則と、アウトバウンド(送信)セキュリティ規則で構成される。 サブネットとネットワークインターフェースに異なるNSGを関連付けた場合、両方のセキュリティ規則に許可されないとトラフィックは拒否される。 仮想ネットワークを作成した段階で既定の送受信セキュリティ規則が作成され、サブネットに割り当てられる。 NSGの作成の流れ NSGの作成 NSGの名前と適用範囲を指定する。 NSGの構成 NSGに適用するセキュリティルールを構成する。 NSGの割り当て ネットワークインターフェースまたはサブネットにNSGを割り当て、セキュリティルールを有効にする。 NSGで構成可能な項目 ソース(送信元) Any すべての送信元 IPアドレス 単一のIPアドレス、CIDR形式のIPアドレス、カンマ区切りで複数のIPアドレス サービスタグ Azureが提供するサービスや認識するネットワーク単位での指定 ASG 定義済みのApplication Security Group ソースポート範囲 送信元のポート範囲を0~65535で指定する。(※ワイルドカードですべてのポートを指定可能) 宛先 宛先のアドレスなどを、ソース(送信元)と同様の構成で指定する。 サービス ソースポートと同様の設定を簡単にするための構成で、サービス名を指定すると宛先ポートが自動で構成される。 宛先ポート範囲 宛先のポート番号をソースポートと同様の構成で指定する。 プロトコル 利用するプロトコルを指定する。指定可能なプロトコルは以下 Any TCP UDP ICMP アクション 定義した規則にあてはまったトラフィックに対して行う動作「許可...