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1月, 2022の投稿を表示しています

JavaFXアプリケーションをMavenプロジェクトで作り直す

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前回作成したパスワード管理ツールをMavenプロジェクトで作り直し、jarファイルを作成するところまでを行います。 なお、今回からスペックの関係上OSがUbuntuになってますが、基本的な手順は変わらないはずです。 環境 Ubuntu 20.04 vscode JDK11 プロジェクト作成 mvn archetype:generate コマンドでプロジェクトを作成します。 入力ウィザードで以下を求められるので適当に入力します。 groupId artifactId version package mvn archetype:generate [INFO] Scanning for projects... [INFO] [INFO] ------------------< org.apache.maven:standalone-pom >------------------- [INFO] Building Maven Stub Project (No POM) 1 [INFO] --------------------------------[ pom ]--------------------------------- [INFO] [INFO] >>> maven-archetype-plugin:3.2.1:generate (default-cli) > generate-sources @ standalone-pom >>> (省略) Choose a number or apply filter (format: [groupId:]artifactId, case sensitive contains): 1854: Choose org.apache.maven.archetypes:maven-archetype-quickstart version: 1: 1.0-alpha-1 2: 1.0-alpha-2 3: 1.0-alpha-3 4: 1.0-alpha-4 5: 1.0 6: 1.1 7: 1.3 8: 1.4 Choose a number: 8: Define value for property

Windowsで動くパスワード管理ツールをJavaFXで作る

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Windows上のGUIで動作するパスワード管理ツールを作成しました。 まずは必要最低限の機能を持たせました。 パスワード名称の一覧表示 絞り込み機能 クリップボードへコピー 経緯について コロナ過に入ってからずっとリモートワークが続き、Slack等で画面を共有しながら作業することがよくあります。 その際にパスワードをメモからコピーするときにさらけ出してしまうのを防ぎたかったからです。 2画面以上のマルチディスプレイであれば共有していないほうのディスプレイでコピーすれば済むんですが、1画面のためそうはいかず... またWindowsのアプリケーションでも探してみましたが、有償であったり会員登録が必要であったりと、これといったものが無かったのでJavaFxの勉強がてらに作ってみました。 環境 Windows10 vscode JDK11 プロジェクト作成 vscodeを開き「Ctrl+Shift+P」で「Java:Create Java Project...」を選択 Project type に No build tools を選択 Project を作成する親フォルダを選択 ここでは C:¥workspace を選択 Project名を入力 以下のような構成でプロジェクトが作成される 実行は右上の > ボタン Terminalに「Hello, World!」が出力されればひとまずOK ライブラリ JavaFX SDKダウンロード JavaでGUIを実装するためのフレームワークです。 Windows版のSDKをダウンロードします。 https://gluonhq.com/products/javafx/ ダウンロード後解凍し、任意のディレクトリに配置します。 ここでは C:\workspace\password-manager-test\lib\javafx へ配置しました。 JavaFX SDKインポート vscodeのエクスプローラーから、Java Projectを開く

[資格] LinuC Level2

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もともとLPIC Level1の資格を取得済みでしたが、有意性の期限が迫っていたためLevel2で何とか更新することができました。 Level1を取得したころは業務でもよく使用していたため比較的取得しやすい資格と思っていました。しかし現在はあまり業務で使用することもなくなったので結構しっかりと学習して臨みました。 ※LPI Japanの運営する資格は5年で優位性の期限が切られていて、更新を求められます。 資格が失効するわけではありませんが、最新技術に対応したスキルを保持していることの証明にはならないので注意が必要です。 LinuC Level2の概要について 仮想環境を含むLinuxのシステム設計、ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計、導入、保守、問題解決が出来るエンジニアとしての知識が求められる資格です。 なお、取得にはLevel1の認定(ACTIVE)が必須です。非アクティブのLevel1認定をLevel2で更新することはできません。 使用した参考書について LinuC レベル2 スピードマスター問題集 LPI-Japan 認定教材だけあって試験内容をほぼカバーできている感じでした。 正直この問題集の内容を2,3週解いて、9割ぐらいの正解率であれば本試験も合格できると思います。 どうしても理解が追い付かない場合などは、WSLで簡単に仮想環境を作れるので、コマンドを実行しながら確認できれば理解も深まると思います。 学習について 実際の学習については、201・202で一月づつ程度で十分です。 方法としては上記の問題集を解き、間違った部分をノートに書いて覚えるという方法で全体で9割以上解けるまで繰り返しました。 実際の試験について 実際の試験結果はというと、800点満点で201が546点、202が600点という結果でした。 この点数だけ聞くとちょっと微妙に感じるかもしれませんが、LinuC Level2の合格ラインは480点と低めに設定されているので一応合格になります。 セクション毎に正解率が出るのですが、正解率の低いセクションを重点的に復習するなどして理解を深めていくことができます。 私の場合は201の以下の二つが正解率50%台と大きく落としていました。 システムの起動とLinuxカーネル