[資格] LinuC Level2
もともとLPIC Level1の資格を取得済みでしたが、有意性の期限が迫っていたためLevel2で何とか更新することができました。
Level1を取得したころは業務でもよく使用していたため比較的取得しやすい資格と思っていました。しかし現在はあまり業務で使用することもなくなったので結構しっかりと学習して臨みました。
※LPI Japanの運営する資格は5年で優位性の期限が切られていて、更新を求められます。
資格が失効するわけではありませんが、最新技術に対応したスキルを保持していることの証明にはならないので注意が必要です。
LinuC Level2の概要について
仮想環境を含むLinuxのシステム設計、ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計、導入、保守、問題解決が出来るエンジニアとしての知識が求められる資格です。
なお、取得にはLevel1の認定(ACTIVE)が必須です。非アクティブのLevel1認定をLevel2で更新することはできません。
使用した参考書について
LinuC レベル2 スピードマスター問題集
LPI-Japan 認定教材だけあって試験内容をほぼカバーできている感じでした。
正直この問題集の内容を2,3週解いて、9割ぐらいの正解率であれば本試験も合格できると思います。
どうしても理解が追い付かない場合などは、WSLで簡単に仮想環境を作れるので、コマンドを実行しながら確認できれば理解も深まると思います。
学習について
実際の学習については、201・202で一月づつ程度で十分です。
方法としては上記の問題集を解き、間違った部分をノートに書いて覚えるという方法で全体で9割以上解けるまで繰り返しました。
実際の試験について
実際の試験結果はというと、800点満点で201が546点、202が600点という結果でした。
この点数だけ聞くとちょっと微妙に感じるかもしれませんが、LinuC Level2の合格ラインは480点と低めに設定されているので一応合格になります。
セクション毎に正解率が出るのですが、正解率の低いセクションを重点的に復習するなどして理解を深めていくことができます。
私の場合は201の以下の二つが正解率50%台と大きく落としていました。
- システムの起動とLinuxカーネル
- 仮想化サーバー
これらに関して言えば、普段の業務でインフラに触れてなければ絶対に使わないようなコマンドが問題に出てくるので、前述したように実機なりWSLなりで確認し理解を深めておけばよかったと思いました。
その他の学習方法
無料のオンライン技術セミナー
LinuC Level1, 2に関しては定期的に技術セミナーを開催しているので、初めて受験する場合はおすすめです。私もLevel2を受験するにあたってセミナーを受講しました。
試験範囲についてや学習のポイント等を、オンラインで誰でも無料で受けることができます。
https://linuc.org/study/seminar/学習環境
Level1, 2向けに公式で学習環境の構築手順が提供されています。
https://linuc.org/measures/#03
その他
検証環境について
試験のベースとしているディストリビューションの一つにCentOSがありますが、サポートが終了した今、今後試験内容についても更新があると思います。
2022年4月現時点(試験バージョン10.0)ではそのまま扱われているようです。
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