[資格] HTML5 レベル1
HTML5はLPI-Japanが運営する資格で、HTMLとCSSのスキルを問われる試験です。
レベル1とレベル2の2段階があり、今回は基礎編であるレベル1を取得しました。
HTMLとCSSはITエンジニア、またWebデザイナーにとっても必須スキルとなっています。これまで理解しているつもりではいましたが、いざ勉強してみると理解が浅かったり、分かってなかったりしていた部分が結構あったので、この資格取得によって基礎をしっかりと抑えることができたのは非常に良かったと思います。
また、習得した知識は「デザイナーと開発者」といった異なる立場の方同士がスムーズにコミュニケーションを行うことにも、非常に役立つと考えられます。
今回はこの有益な資格についてと、試験について簡単にまとめていきます。
HTML5 レベル1について
概要
HTML5やCSS3、JavaScript等によるWebページなどのデザインから構築までのスキルを保有することを認定する資格です。
レベル1はHTMLとCSSについてのスキルを中心に試験が構成されています。
なお、LPI-Japanの資格は全部そうなのですが、5年で優位性の期限が切られています。5年経過すると失効するわけではないのですが、優位性が失われますので、同一試験を再受験するか、レベル2を取得するかしなくてはなりません。
https://html5exam.jp/outline/lv1.html
試験
試験名 | HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1 |
---|---|
合格ライン | 70点 / 100点 |
問題数 | 60問 |
試験時間 | 90分 |
問題数が多めですが知識を問われる問題がほとんどですので、1問にかかる時間はそうありません。
また、選択問題が9割近くを占め、記述問題はほとんどありませんでした。
各セクション
- Webの基礎知識
- CSS
- 要素
- レスポンシブウェブデザイン
- APIの基礎知識
使用した参考書について
こちらはLPI-Japanの認定教材となっている問題集+模擬試験1回分です。
設問ベースですが、解説がしっかりめに記載されてますので、合格だけを目指すならこの一冊で十分な感じでした。
また、購入特典としてダウンロード版の模擬試験がついてきます。(※ダウンロードせずとも合格するだけの知識は十分得られます。)
試験内容
覚えている範囲で箇条書きですが以下にまとめます。
Webの基礎知識
- Web関連技術の標準化団体について
- W3C
- WHATWG
- リクエストメソッド
- 認証方式
- 文字実態参照
- キャッシュ制御
- セッション
- Webセキュリティ
- XSS
- XSF
- SQLインジェクション
CSS
- 外部/内部/インラインスタイルシート
- セレクタ/属性セレクタ/疑似クラス
- transitionプロパティ
- アニメーション
- @keyframes規則
- animationプロパティ
- SQLインジェクション
- ボックスモデル
- box-sizingプロパティ
- マルチカラムレイアウト
- !important
- CSSプロパティの優先順位
要素
- セクションについて
- 挿入(ins)と削除(del)
- リスト要素(ul、ol)
- テキストのマークアップ
- picture要素
- グローバル属性
- video/audio要素
レスポンシブWebデザイン
- viewportについて
- リセットCSS
- リスト要素(ul、ol)
- メディアタイプ
- メディアクエリ
- script要素
- defer/async
APIの基礎知識
- ストリーミング
- Canvas API
- Geolocation API
- Web Storage
- Indexed Database API
- 非同期処理
- Web Workers
- Service Workers
その他
受験結果について
EDUCOの受験者マイページで受験結果が確認できます。基本的にスコアレポート(試験後に渡される用紙)と同じ内容ですが、後から振り返るときに便利です。
https://ma.educo-j.or.jp/caf/Xamman
無料のオンラインセミナーについて
公式のオンラインセミナーが不定期で開催されています。試験についてのポイントや学習方法などについて解説があるので、気になる場合はチェックしてみるとよさそうです。
https://html5exam.jp/news/event/
試験バージョンの改定について
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1の出題範囲をV2.5に改定し、2022年2⽉1⽇に配信が開始されています。V2.5のリリース後6か⽉間は、V2.0も受験が可能となっています。
詳細については以下ページに添付されているPDFをご確認ください。
https://html5exam.jp/outline/lv1.html
所感
難しい試験ではないので、会社で報奨金や評価につながるのであれば是非とっておいたほうが良いと思います。
とはいえ最新技術を扱う試験です。よっぽど精通していない限り、中堅エンジニアやデザイナーであってもまったくの対策なしで挑むのは少々危険と感じました。
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